2016年7月11日月曜日

雨のち蝉


    梅雨明けを前に、どこからとなく聴こえてくる蝉の鳴き声。もう夏ですね。
これから数ヵ月は、暑さと上手に付き合っていかなければいけませんね。
せめて、気持ちは爽やかでありたいですね(^ー^)

    さて、ここからは梅雨時期に繁殖するダニについてお話をさせていただきたいと思います。
    みなさんご存知かと思いますが、ジメジメした梅雨時期にはダニが大量に発生をします。
室内の湿度が50%以上で、急速に繁殖します。
ダニに噛まれたら痒みの他に、喘息などのアレルギーの原因になります。

★ダニの基礎知識

    部屋には、ダニが一畳あたり数十万匹~数百万匹隠れていて、寿命は2~3ヶ月程、その間に一匹のダニが産む卵は100個以上の卵を産み落とします。
これにより、ダニはねずみ算式に増えていきます。
ダニの性質は夜行性で、暗くなると活発に活動をし始めます。
カーペットやマットレスに潜んでいるダニは、明るい内には暗がりを求めて内部に入り込んでしまっています。
ダニは、寝具、床、ソファー、クッション、ぬいぐるみ、カーテン、エアコンなどに潜んでいます。中には洗濯したくても簡単にはできないものもありますね。

★ダニを減らす環境整備

    花粉時期や梅雨時期、布団が干せない、シーツやカバー類の洗濯ができない時は布団乾燥機が有効です。
天日干しよりずっと効果があるそうです。
また、ダニが死滅する温度は65度以上、スチームアイロンも効果的です。
※スチームアイロンは100度以上
   布団乾燥機や天日干し後は、パタパタ叩くのはだめです。掃除機で両面吸引してください。頻度は1~2週間に1回です。
シーツやカバー類などは、1週間に1回は洗濯です。 
寝室はできるだけ毎日掃除し、カーペット、じゅうたん、ソファー、ぬいぐるみ、クッションなど布性のものは避けましょう。

★ダニを大量発生させない為に 

    ダニは湿気と温度(カビが発生する状態)で繁殖をしますので、まずはこまめに部屋の換気を行い除湿を心がけましょう。
また、こまめに掃除を行いダニの餌となるものを無くす事が大切ですね。


    花粉の時期以外にも、鼻水、くしゃみ、咳などの症状がある場合、もしかすると何らかのアレルギーが反応しているかも知れませんね。
当院でもアレルギー採血が可能ですので、ご希望の方はお申し出くださいね。 


 ♪最後に余談ですが…
     先日、奈良県宇陀市にある「一如庵」というお蕎麦屋へ行ってきました。
自然豊かな山の中に佇む古民家で、店内の雰囲気も、お料理の味も納得できるお店でした。
私は食いしん坊なので、お蕎麦以外に季節野菜の押し寿司(なす🍆きゅうり)と食後にスイーツを注文しました。
   ゆっくり食事を味わうことができるお店です。
よろしければ一度足を運んでみてくださいね。    

                                                                 家森    結子