2022年6月27日月曜日

カモガヤ花粉症

 スギやヒノキの花粉が落ち着く季節を過ぎても、「くしゃみ」、「鼻水」、「目のかゆみ」などの症状がある方は、カモガヤ花粉症(イネ科花粉症)である場合が多いのはご存知ですか?

あまり聞いたことが無いかもしれませんが、スギ、ヒノキに次いで多い花粉症で、スギ花粉症の約半数の人が、カモガヤ花粉症を併せて持っていると言われております。


カモガヤとは、草丈は60㎝〜120㎝程度で、葉は緑色、枝の先に小さな白っぽい花が集まって咲きます。飛散範囲はだいたい100mくらいまでですが、河川敷、公園、庭や住宅地の空き地、道路脇などに広く生息しています。


イネ科の植物は例年5月から9月頃に花粉を飛散させますが、特にカモガヤは5月から7月にかけて花粉の飛散量が多く、気温が高く晴れた日は注意が必要です。また、イネ科植物の花粉は午前中に大半が飛散すると言われています。


春の花粉症が終わっても、いつまでもくしゃみや鼻づまりが続く方は、カモガヤ花粉症(イネ科花粉症)の疑いがあるので、アレルギー検査をお勧めします。

アレルギーの原因を突き止めることにより、適切な対策ができます。

ぜひ早めの検査、治療を心がけ、花粉の時期を少しでも快適に過ごして頂けたらと思います(*^_^*)